事業計画書のつくりかた④ ライバルとの比較
起業をしようと考えている方、もう既に事業を行なっている経営者の方。
銀行に相談したり、国や自治体の補助金に挑戦したり。その際に必ず必要になってくるのが「事業計画書」。
「事業計画書」は、今お店や会社がどんな課題を抱えていて、その解決のためにはどのくらいの資金が必要で、どんな活動が必要で、どのようなスケジュールでそれらを行なっていくか、社内だけではなく周りの協力者にもわかりやすく伝えるツールです。そこで今回は、ライバルとの比較についてお伝えします。

同じお客さんをターゲットとしているライバルを分析します。例えばラーメン屋さんを始めようと計画しているとします。この場合ライバルは誰のことででしょうか?近くのラーメン屋さんでしょうか?ターゲットとするお客さんがランチとして利用する場合はランチを提供している他の飲食店もライバルになります。また、全国に通販で麺とスープのセットを販売している場合は、同じように通販しているご当地グルメのお店がライバルになります。
お客さんがどのようなシーンで利用するのか、その時にどのお店と一緒に選択肢になりうるかによってライバルはかわります。ライバルが決まればその特徴を調査します。ネット検索で情報を収集したり、一般のお客様として来店したり、または実際に来店された方のお話を聞いたり…色んな方法があります。調査した内容をしたの表のようにまとめましょう!

比較する項目は色々ありますが、基本的にはターゲットや訴求ポイント(お店のウリ)、価格など。他は差別化できるポイントで比較しましょう!ここで注意してほしいのは、あくまでお客さま目線で、自分を客観的にみることです。表にすることによって他店との違いが明確になり、ご自身の強みも整理することができます。この強みを看板やチラシ、HPなどでアピールすることでお客さまにもわかりやすく伝えることができます。
【まとめ】
⭐︎ライバルとは同じ業態の店だけではなく、同じお客さまの選択肢になりうるお店・会社もあてはまる。
⭐︎ライバルとの比較を表に整理することで改めてご自身の強みも再認識できる。
【次回】事業計画書のつくりかた⑤強みの深掘り