キャリアを考える ①今の働き方は自分に合ってる?

学校を卒業後、就職して何年か経つと、ふと思うことはありませんか?何で自分はこの会社に就職したんだっけな・・・?何を目指していたんだっけ?
その時が自分の人生と向き合うチャンスだと思います。どんな道を選択するか、誰も答えを持っていません。ただ、ひとつひとつの選択に悔いのないよう時間をかけて悩んで欲しいと思います。「キャリアを考える」では、悔いのない選択ができるようなヒントを提供していきます。
大阪で4店舗を経営するある洋菓子店のオーナーシェフの言葉。
「働き方改革というけれど職人の世界で他人と同じように働いていたら何者にもなれない。
他人の100倍努力したから大谷は世界の大谷になれたんや。」
確かに!と思いました。大谷選手も他人と同じようにしていたらあんなに活躍はしていないはず。これは目指すところがその業界のトップだという場合の話。地域で名の通るようなお店を持ちたいという場合もこれに当てはまるかも。ただお菓子が好きで、好きな仕事に就いて充実した生活がしたいと思っている人には、長時間労働、テッペンを目指すような技術訓練、ライバルである同僚との切磋琢磨の日々、これはただただ苦痛でしかない。理由は目指す目標が違うから。
もちろんご縁があって今の職場に就職し、当時の自分は悩みに悩んでその会社が自分にとって最適だと思い、決意したのだと思います。そこで出会った方々は将来自分の宝物になるのでご縁は大事にしてほしい。ただ、学生の時は職場というものがどんなものか、自分の目標は何なのか、具体的に自分の目標に合った働き方とはどういうものなのか、ぼんやりしていることが多いと思います。何事も経験してみないとわからないから。
人生はトライアンドエラー。失敗しながら自分にとっての幸せを模索していくものだと思います。もし今の職場に違和感を感じているのであれば、違う選択を検討してみてもいいのかも。ただし、前回よりも良い選択になるように自己分析をしっかりした上で。なので自分の将来のために時間をたっぷりかけて悩んでください。