事業計画書のつくりかた① 課題設定

起業をしようと考えている方、もう既に事業を行なっている経営者の方。
経営に必要な資金の確保、どうしていますか?
銀行に相談したり、国や自治体の補助金に挑戦したり、あらゆる方法を検討し、できるだけ負担の少ない方法をと考えますよね。その際に必ず必要になってくるのが「事業計画書」。
「事業計画書」は、今お店や会社がどんな課題を抱えていて、その解決のためにはどのくらいの資金が必要で、どんな活動が必要で、どのようなスケジュールでそれらを行なっていくか、社内だけではなく周りの協力者にもわかりやすく伝えるツールです。そこで今回は、課題設定、その対応策の考え方についてお伝えします。

課題の考え方は色々ありますが、今回はそのうちの1つをご紹介します。
それは✨将来目指したい姿✨から考える方法です。
例えば、✨将来(3年後)月商200万のお店にしたい✨と目標を立てます。今は月商50万で、経費を差し引くと利益がほとんど出ないギリギリの状況です。ということは、あと3年で月の売上を150万上げないといけません。そのために何をしないといけないかを考えます。これが課題設定です。
上の方程式は課題を考える上で欠かせない式です。
売上を伸ばすには、①客数を増やすか、②客単価を上げるか、どちらかしかありません。
①客数を増やすにはどうしたらいいか
・新しいお客さんを掘り起こす
・既存のお客さんにもっと来てもらう などが考えられます。
②客単価をあげるにはどうしたらいいか
・値上げをする(お客さんが納得する理由が必要)
・セット販売やオプションメニューを増やして1人のお客さんが購入する金額を増やす などが考えられます。
今ご自身のお店にはどのような対策が必要なのかを考えることで、今後3年間目標に向けてやるべきことが見えてきます。
例えば、うちのお店ではお客さんの数が全然足りない💦という場合、どう行動しなければいけないか。
お店の存在を知ってもらい、新しいお客さんを増やすために
・近隣にチラシを配る
・SNSの投稿を増やしてフォロワーを増やす
・紹介キャンペーンを行う
・雑誌に広告を掲載する
・メディアの取材をうける などなど・・・
色んな方法がありますが、全部をこなすには人手もお金も必要・・・💦
そんな余裕全然ない!という方がほとんどだと思います。できるだけ少ない労力で効果的な広告宣伝をしたい!そういう時に考えるべきは「お客さんは誰か」ということです。お客さんとなるターゲットをギュッとしぼることで、その人がどんな人か、どんなことをのぞんでいるか、どんな行動をしているのかなど、とてもわかりやすくなります。これについてはまた次回に・・・。
【まとめ】
⭐︎融資や補助金の申請には「事業計画書」が必要
⭐︎「事業計画書」をつくるためにはまず「課題」を設定する
⭐︎「課題」が設定できたら「対応策」を考える
【次回】事業計画書のつくりかた②ニーズの把握